やりたいきもち|絵本『はじめてのおつかい』

新年、家族で日本テレビ「はじめてのおつかい」という番組をみました。自分と同じくらいの小さい子がおつかいをする姿になにを感じたのか、“私もやる!”と自ら宣言した娘。正直なところ、次の日になったら、気が変わるのではないかなと思っていました。

ところが、翌日も“おつかいいつする?おつかいしたいよ〜!”と、益々やる気になっていたのです。そんな娘の様子を見て、やりたい気持ちを応援することにしました。

はじめてのおつかいに頼んだのは、ヨーグルト。いつも食べているイチゴ味のヨーグルトは、娘の手が届く高さに陳列されているので、あれなら大丈夫だろうとお願いしました。

お財布には100円玉2枚。もし足りないと困るからと、余分に50円玉1枚も追加しました。

行き先は、近所のスーパー。近所も近所で、自宅マンション前の小道を挟んで向かいにあるお店です。そんな目と鼻の先の距離といえども、車も通る道。お父さんが尾行してのおつかいスタートです。

ここから私は次女(0歳)とお留守番。迷いなく出発した娘に感心する気持ちと、最後までやり遂げることが出来るのだろうかと案ずる気持ちでいっぱいでした。

しばらくして、先回りをした夫が息を切らして帰ってきました。数秒後、いきおいよくガチャっと玄関のドアが開きました。そこには、右手にヨーグルト、左手にはコキンちゃんのコインケースを持った娘の姿。“ただいま”の声を聞く前に、おいで〜!と手を伸ばし、思いきり抱きしめました。

はじめてのおつかい224円のヨーグルト。50円追加してよかった。

イチゴのヨーグルトを手にとって、一度レジに並ぼうとしたものの、上の段にある大好きなヨーグルトにも手が届いたようで、選び直して買ってきたとのこと。「もうヒャクセンチあるから届くんだよ〜!」と、すっかり身も心も成長していたのだと嬉しくなりました。

何回も行ってきますのタッチをして、いつもの道だけれど、いつもとは違う外の世界へととびだした娘。おつかいの後は、目に見えて自信をつけていました。

絵本『はじめてのおつかい』

はじめてのおつかいへ行く、いつつのみいちゃんのお話を思いだして、早速読み返しました。勇気を出してがんばる様子が、娘のおつかい後では、また違った気持ちで読むことが出来ました。この絵本が書かれたのは1973年。時代は変われど、お金を握りしめてのはじめてのおつかいは、子どもにとって大冒険だと思います。ぜひおすすめしたい絵本です。

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